木箱の素材
こちらでは、木箱の材料として使われる4つの素材をご紹介しております。このほか、紙や合成樹脂などを用いたものもニーズに合わせてご提供しておりますので、ご興味をお持ちの方はお尋ねくださいませ。
秋田杉
私たちの場合、杉といえば一般的に秋田杉のことを指します。木目(正目)がまっすぐに伸び、赤みがかった美しい素材です。古来から木箱づくりの高級な素材として重宝されてきました。
ファルカタ材
パッと見た感じ、桐に似た質感をもった素材です。もともとこれは木ではなく草に分類される植物。たいへん加工しやすく、軽いという特徴を持っております。商品を入れても重くなりませんし、加えて素材本来の白さのおかげで清潔感も演出できます。そのため、木箱の素材として活躍する場面が多くなります。
とにかく質の割にコストパフォーマンスが素晴らしいので、木箱の外側は桐材、底面をファルカタ材、という使い分けをご提案することもしばしばございます。まったく違う素材ではありますが、違和感も感じずにお使い頂くことができます。
モミ材
木目がハッキリと浮かんでおりますので、高級な質感や、重厚感という面での演出効果は抜群であります。この風合いをお求め頂くお客様も多数いらっしゃいます。
また、樅材はフィトンチッドの放散による消臭効果やマイナスイオンを発生してホルムアルデヒド等を吸収分解する特徴がある為おせち料理の箱、弁当箱、かまぼこ板に使用される最も大きな理由です。
樅材は料理や食材等ににおいを移さないことが最大の特徴です。
木箱のモミ材と言ってしまうとイメージしづらいかもしれませんが、いわゆるクリスマスツリーに使われるもみの木そのものであります。クリスマスが日本にやってくるよりも前からずっと、古くから愛用されてきた木箱の素材でした。
桐材
真っ白で、柔らかくふうわりとした印象の素材。手で触れたときの優しい肌触りは、この桐材ならではの質感でございます。食品だけでなく、多様なものを収める木箱の素材として使われております。
箱久では素材の特色と、お客様のご事情に合わせたご提案を行っております
箱久では素材の特色と、お客様のご事情に合わせたご提案を行っております。質感を優先するのか、品質を優先するのか、はてはコストか...お気軽にご相談ください。箱久は伝統的な箱づくりの素材を大切にし、いまも職人の手作業で、ひとつずつ箱を作り続けております。